ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)週明け16日の米国株式相場はまちまち。原油先物が140ドル近くまで急騰したのを受け、消費関連株が売られたものの、その後は原油が下げに転じたことで持ち直した。金融、ハイテク株が高かった。
ダウ工業株30種平均の終値は前週末比38ドル27セント(0.31%)安の1万2269ドル08セントと、3営業日ぶりに反落した。
ハイテク株の比重が高いナスダック総合指数は同20.28ポイント(0.83%)高の2474.78、S&P500種指数は同0.11ポイント(0.01%)高の1360.14で引けた。S&Pの業種別指数では、一般消費財が1.7%安と最も弱かったものの、金融は0.9%高となった。
金融株は朝方の下落後は持ち直した。けん引したのは、3-5月期決算をこの日発表した証券大手のリーマン・ブラザーズ・ホールディングス(NYSE:LEH)で、1.39ドル(5.39%)高の27.20ドルで引けた。同社の3-5月期決算は、先週示した予想通り、28億ドルの赤字となった。
今週決算発表を予定している他の証券大手も買われ、ゴールドマン・サックス・グループ(NYSE:GS)は3.80ドル(2.13%)高の182.09ドル、モルガン・スタンレー(NYSE:MS)は1.25ドル(3.05%)高の42.29ドル。
ダウ構成銘柄では、ゼネラル・エレクトリック(NYSE:GE)が18セント(0.62%)安の28.97ドル。一時は取引時間中では4年半以上ぶりの安値となる28.38ドルまで下げた。JPモルガンは、短期的な利益目標を追いかけることから経営の優先順位をシフトすべきとし、GEの投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げた。
通信大手のAT&T(NYSE:T)は51セント(1.39%)安の36.17ドル、ベライゾン・コミュニケーションズ(NYSE:VZ)は1.09ドル(2.92%)安の36.24ドルとダウ構成銘柄で値下がり1位となった。景気減速が予想以上に重しとなっているとして、UBSはAT&Tとベライゾンの投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に引き下げた。
ナスダック銘柄では、衛星ラジオ放送会社のシリウス・サテライト・ラジオ(Nasdaq:SIRI)が8セント(3.15%)高の2.62ドル、XMサテライト・ラジオ・ホールディングス(Nasdaq:XMSR)は43セント(3.96%)高の11.30ドル。16日付のウォール・ストリート・ジャーナルは、米連邦通信委員会(FCC)の事務方が、両社による合併を承認するよう提言したと報じた。
原油先物の小幅続落。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI7月限の終値は前週末比0.25ドル安の1バレル=134.61ドル。ドル安・ユーロ高を材料に朝方の時間外取引では一時、139.89ドルまで急騰したものの、今後見込まれる新たな石油供給がどの程度の量になるかを見極めたいとの慎重ムードから、上げは持続しなかったという。

