【ニューヨーク23日時事】23日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米金融不安の後退を背景にドルが買戻され、1ドル=107円台後半に下落した。午後5時現在は、107円83―93銭と、前日午後5時(107円29―39銭)比54銭の円安・ドル高で推移している。
円は対ユーロでも売られ、一時1ユーロ=169円83銭を付け当市場での最安値を更新した。
米金融機関が4―6月期決算発表を終え、悪材料出尽くし感が広がる中、「米株式やドルを売って商品先物を買う取引の巻き戻しが進んでいる」(邦銀筋)との指摘があった。
また、ブッシュ大統領が政府系住宅金融会社に対する支援策を盛り込んだ法案に署名する方向だと伝えられ、政府系住宅金融に対する経営不安が和らいだこともドルを下支えした。東京海上ホールディングスが米損害保険会社を買収するとの発表も、「買収に絡むドル買いが入る」(米ストラテジスト)との思惑を誘った
円はこの日、一時1ドル=107円97銭まで売られ108円台に迫ったが、108円台には輸出企業のドル売りが控えており、下げ渋りが予想されている。
ユーロは同時刻現在、対円で1ユーロ=169円32―42銭(前日午後5時は169円40―50銭)、対ドルでは同1.5694―5704ドル(同1.5781―5791ドル)。(了)
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