大手銀行6グループの2008年9月中間連結決算が18日、出そろった。
全グループが大幅減益となり、税引き後利益の合計は前年同期比58%減の3983億円となった。景気悪化による融資先の経営悪化や倒産で、6グループ合計の不良債権処理費用が前年同期の約2倍の7151億円に膨れあがったのが最大の要因だ。
不良債権の処理費用をグループ別に見ると、三菱UFJフィナンシャル・グループが前年同期の約1・6倍の2302億円だった。三井住友フィナンシャルグループは約2倍の2241億円、みずほフィナンシャルグループも約2・4倍の1304億円に増えた。
中小企業向け取引が多いりそなホールディングスは、約9倍の1265億円と急増して収益の圧迫要因となっている。
また、保有株式の価格下落に伴う減損処理が、前年同期の約1・5倍の2944億円に拡大したことも利益を下押しした。
一方、中小企業向け貸出金は9月末現在、計145兆円で、前年同期に比べ3兆2000億円(2・1%)減っている。不良債権が重荷となって、銀行が貸し出し態度を厳しくしていることを示すものだ。
本業のもうけを示す業務純益は、投資信託などの販売が減ったことなどから、6グループ合計で前年同期比13%減の1兆4241億円にとどまり、損失をカバーできなかった。
各グループとも、厳しい経営環境が下期も続くと予想している。09年3月期の見通しでは、税引き後利益が6グループの合計で9300億円となり、08年3月期の1兆8663億円から半減する見通しだ。

